どうぶつの森総合病院

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ペットQ&A

こんな症状ありませんか?

病気は早い段階での対処が大切です。人間以上にペットの病気は進行が早いので少しでも「おかしい」なんて事を感じましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

嘔吐

胃腸炎や内臓の異常、中毒などの可能性があります。
嘔吐でも、軽度のものから重度のものまであります。
軽度の場合は、胃酸分泌抑制剤、胃粘膜保護剤でよくなりますが、毎日数回嘔吐を繰り返したり必ず血液が混じる、お薬を飲ませているのに嘔吐が止まらない、などの症状の場合は重度な胃腸炎あるいは内臓疾患が疑われます。
また、気管支炎の場合にも咳の後に間違えて嘔吐してしまうなどの症状を示すこともあります。

下痢

胃腸炎や内部寄生虫、内臓の異常の可能性があります。
便をお持ち頂ければ便検査を行うことができます。
ご飯を減らして腸を休めてあげても下痢が止まらない場合には、お薬が必要です。
季節性の下痢の場合には、お薬(細菌性下痢、大腸炎など)を飲ませてあげればすぐに止まります。
便を調べて寄生虫がいる場合には駆虫薬になります。
通常のお薬でよくならない場合は、食事が合わないかまたは、免疫関係あるいは腫瘍性疾患の可能性があります。
詳しい検査が必要になります。

くしゃみ、鼻水

風邪、鼻炎、鼻腔の腫瘍などの可能性があります。
軽度の風邪によるくしゃみ鼻水でしたら、抗生物質、消炎剤などで治ります。
お薬を飲ませているにもかかわらず、くしゃみ、鼻水が止まらない、年齢が7歳以上などの場合には鼻腔腫瘍性疾患の可能性があります。(出血が続くなどの場合には腫瘍性疾患でもかなり進行している状態になります。)早期診断が必要です。
アレルギー疾患でもくしゃみ、鼻水が認められることもあります。
使用する薬剤で、ある程度までの診断的治療が可能です。

風邪、気管支炎、肺炎、心臓の異常、フィラリア症、肺腫瘍などの可能性があります。
風邪の場合は、熱が上がったり、元気がなくなりあまり動かないなどの症状が現れます。
重度の気管支炎の場合は、抗生剤のお薬とともにネプライザー(霧状のお薬の中に抗生剤、粘液溶解剤、気管支拡張剤などを入れたもの)の治療が必要になります。
心臓の異常の場合には、聴診器にて心臓の音を聴けばすぐにわかります。
進行度は必要に応じて聴診、レントゲン検査、心電図などで評価いたします。
フィラリア症の場合は、血液検査により判定いたします。陽性の場合は使用する薬剤が通常のフィラリア予防薬とは異なります。肺腫瘍の場合に、咳が出てくる時はほとんどが末期になってからです。定期的な健康診断が早期診断の一助になります。

皮膚がかゆい、赤い、脱毛

細菌や真菌、ダニなどの外部寄生虫感染やアレルギー性皮膚炎などの可能性があります。
細菌性、真菌性、外部寄生虫などは視診、あるいはスクラッチ検査(皮膚を削り顕微鏡で診断)で診断できます。
アレルギーの場合には、現在では血液検査により92種類のアレルゲンに対して検査が可能です。またこの検査の利点は減感作療法という治療法があり、アレルギー検査にて陽性と診断されたアレルゲンを少量から注射していくことにより、アレルギーを治療することができます。
他に免疫抑制剤による治療もあります。

通常アレルギー治療ですとステロイド剤による治療がありますがこの治療の欠点は多く、医原性副腎皮質機能亢進症を引き起こします。これは最もやってはいけない治療法であります。
免疫抑制剤による治療ですとステロイド剤とは異なり、副腎皮質の機能に異常は起こりませんので適切な使用方法で行えば副作用も少なくこれからこの治療が一般的になっていく治療のひとつです。

排尿異常

膀胱炎、前立腺疾患、神経やホルモンの異常の可能性があります。
膀胱炎には、細菌性膀胱炎、無菌性膀胱炎、尿石症などがあります。尿検査にて診断可能です。
症状としては、尿が出ていないのに何回も排尿姿勢をとります。これは、尿がたまっていませんが膀胱で炎症が起こっているために残尿感で膀胱に尿が貯留しているように感じるためです。何回も排尿姿勢をとると血尿が出てくるようになります。
高齢のオスで尿をするときになかなか出てこない疾患としては、前立腺疾患も考えられます。
りきんだ後にジャーっといつも通りの尿が出ます。
触診、超音波検査で診断できます。必要な時にはレントゲン検査も致します。
ホルモン異常など通常の検査で診断出来ない場合には、ホルモンの定量検査を外部組織に依頼いたします。

耳を掻く

外耳炎や耳ダニ、アレルギーなどの可能性があります。
外耳炎には、細菌性、酵母菌などがあります。細菌性外耳炎の後に外耳道の状態が悪くなり、酵母菌も繁殖してきます。
耳ダニの場合は、黒色の耳垢が増えます。また、痒みもかなりひどく後肢で耳道粘膜を傷つけてしまい出血したりもします。
アレルギーの場合は、皮膚にも関連性があり、皮膚の状態が悪くなるとともに、外耳道も同時期に炎症をおこす症状を示します。

足を痛がる

関節炎、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂などの可能性があります。
軽度関節炎の場合は、足をついた時に痛みがあるために、跛行の症状が現れます。消炎剤のお薬で良くなる事が多いです。
膝蓋骨脱臼の場合は、時々後肢を後方に伸ばす症状や段差のあるところに登る場合に、一瞬ためらうなどの症状を示します。
膝蓋骨脱臼は外科治療で治します。
前十字靭帯断裂の場合は常に跛行が続きます。
靭帯が断裂していますので消炎剤を服用してもほとんどの子で改善が見られません。
早期に治療しないと、半月板損傷を起こします。
大型犬で、時々足を痛がる場合、股関節形成不全、骨肉腫などの可能性もありますので、要注意です。

もし上記項目に該当する症状が見受けられたら、お気軽にお問合せ下さい。

ペットQ&A

大切なペットのために知っているとタメになる情報をご紹介していきます。

皮膚におできができているんですが

皮膚のおできの原因としては、細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎、外部寄生虫・腫瘍(良性・悪性)があります。
一番心配されるのが、悪いものではないかということではないでしょうか。そこで診断方法をご説明いたします。
まずおできがどのような状態なのかを視診いたします。その後触診をし、下のほうに(底部)くっついてしまっているのか、回りに浸潤しているのか柔らかいのか、硬いのか、所属リンパ節は腫れているのかを診断いたします。
その後、腫瘍が疑われる場合には細胞針(注射器の針で検査)を行います。腫瘍によっては細胞針だけで診断が下すことのできる腫瘍もあります。
悪性が疑われる場合には、細胞計で結果が出ているのですぐに手術を行う場合と組織検査(マッチ軸ぐらいの針で組織をとる、全身麻酔は必要ありません)にて診断を下し手術方法を決定する方法があります。

ご飯の量はどうすればいいですか

基本的には、ご飯の袋の裏に体重に対しての量が記載されています。
しかし、それぞれの子により吸収率、運動量も違いますから少ない場合には、量を増やしてあげる必要があります。
わかりやすい量の測り方は、体の脂肪のつき方です。
胸の周りにほんのりと脂肪がつき骨盤にも座ったとき脂肪が余らない程度が理想です。
また、ご飯の量が多いと吸収が遅くなり、最後の便が柔らかくなります。
その場合には、少し量を控えてあげると正常の便になります。
(正常にならない場合は、寄生虫、腸炎の可能性があります。)

散歩って大変そうなんだけどどうですか?

小型犬は、一回の散歩は20~30分程度の散歩で大丈夫です。
時間があるならさらに多くの時間散歩しても大丈夫です。
大型犬の場合は、40分~1時間ぐらいが望ましいです。
また、大型犬の場合、成長期1年半ぐらいまでは、あまり激しい運動は関節に負担がかかりますので避けたほうがよいです。

乳歯が残っているんですが

乳歯は生後6ケ月で生え変わる事が正常です。
乳歯の残存は、永久歯の生え方が悪くなるばかりでなく、歯石がつきやすくなり歯肉炎にもなりやすくなりますので抜歯をしてあげたほうが良いです。

ペットのお役立ち情報

よく聞かれる質問を一部ですがご紹介いたします。
気になったことがペットに見受けられましたらお気軽にお問合せ下さい。

避妊・去勢手術について

「避妊・去勢手術はしたほうがいいのですか?」というご相談を受けることがあります。
避妊・去勢はそれぞれいいことと悪いことがあるのでそれをふまえた上で判断して頂けるといいと思います。

まず避妊・去勢のメリットとしては年を取ってからなりやすい病気(メスなら子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、オスなら精巣腫瘍や前立腺肥大、会陰ヘルニアなど)を防げるということがあげられます。メス犬の場合、2回目の発情出血前までに避妊手術を行うと乳腺腫瘍の発生率を低く抑えられるという報告もあります。その他に望まない妊娠やマウンティング、メス猫では発情期特有の鳴き声などを抑える効果もあります。
デメリットとしては肥満傾向になりやすいことや麻酔の危険度などがあります。
その他、疑問や不安に思うことなどがあればお気軽にご相談下さい。

狂犬病について

狂犬病について
狂犬病は全ての動物(ヒトも含む)が感染するウィルスによる伝染病です。
発病すると100%死亡するという恐ろしい病気で、日本、イギリス、オーストラリアなどの一部の国を除いて全世界に発生しています。
日本では50年以上発生していませんが、近年は海外からの輸入動物も増え、いつ狂犬病が発生してもおかしくない状況が続いています。
現在日本では生後3ケ月以上の犬は狂犬病のワクチン接種と登録が義務づけられていますので、万一に備えてワクチン接種をしっかりと行いましょう。

フィラリアについて

フィラリアは心臓に住み着いて心不全をおこしてしまう寄生虫です。
病気が進むと咳が出たりおなかに水が貯まったりして命を落としてしまうことがあります。
蚊に刺されることによって感染してしまうため、4月から11月の期間は月に1回予防薬を飲ませる必要があります。
予防薬を投与する前に血液検査が必要な場合がありますので、病院でご相談下さい。

ノミ・ダニの予防について

ノミやダニは草むらなどで成長し、動物の体に寄生して血を吸います。ノミやダニに刺されると、痒み、ノミアレルギー性皮膚炎、貧血、瓜実条虫やバベンシアなどの病気の媒介などいろいろな症状を引き起こします。現在動物病院専用の背中に垂らすだけで約1ヶ月間ノミとダニを予防してくれる製品がありますので、ご相談下さい。
ノミ・ダニの予防について