院長インタビュー|どうぶつの森総合病院

病院紹介

インタビュー

院長小川先生



どうぶつの森総合病院では、どのようことを大切に治療に取り組んでいるのか、また院長である小川先生の人柄も交え、今後のヴィジョンなどインタビューで伺いました。



どうぶつの森総合病院では、普段、どのような診療を行っていますか?

小川:動物の命、病気を治すことは、もちろんのこと、痛みのケアなど「動物の気持ちを第一に考えよう」と取り組んでいます。
そして次に、飼い主様の要望を大切にしています。例えば「検査はしたくない、治療も対処療法にしてほしい」という場合もありますし、また「どれだけかかっても、この子にできる限りのことをしてほしい」という場合もあります。
人間の患者様と違うところは、飼い主様が間に入ることなので、飼い主様の要望を入れつつ動物を看て、その状況の中で一番良い治療法を進めています。
また、そのような飼い主様と充分コミュニケーションを取るように努力しています。入院した時も、預かり放しではなく、毎日ご連絡をいただいたり、ご連絡がなければこちらからその日の状況をご説明しております。


【Q】これまでたくさんの動物たちを看てきて、どんな時が嬉しかったですか?

小川:ここに来た猫ちゃん、ワンちゃんの命が助かり、それに対して、飼い主様が「ありがとうございます」と言ってくださった時に、やりがいを一番、感じます。


【Q】逆に苦労されたことはどんなことがありますか?

小川:動物がしゃべれないことですかね。看て、触って、聴診して、すべてが分かれば良いのですが、どこが痛いのか、気持ちが悪いのか、人間みたいには、はっきりとは分からないことです。難しい病気になってくると検査も多く、例えば、血液検査、レントゲン、さらにそこから必要な検査が出て金額がかかってしまうこともあるので、その当たりが難しい所だと思います。飼い主様は「何とか助けたい」と思って来ているので、「何とか助けてあげたい」という想いはあるのですが、なるべく金額のかからない形で、一番ゴールに近い道筋を辿っていこうと思っています。でもそれは、やはり大変なことです。


【Q】この病院で、大切にしている取り組みはありますか?

小川:人間だったら、「何か調子が悪いな」と思ったら、早く病院に行きますよね。でも動物の病気というのは、自分の弱いところを見せると、野生の動物であれば、すぐに敵から襲われ死んでしまう。──なので、動物の本能として、痛みとか、調子が悪いとかを隠してしまうところがあるんです。
結局、飼い主様が「この子調子悪いな」と思ってから病院行くと手遅れのこと、また病気も随分進行してしまっている状況も多いんです。ですので、当院では、ワン・ニャンドックという健康診断を定期的に行ってもらうことで、なるべく早く病気を見つけてあげようと考えています。早く見つかれば、それだけ命を長くすることも可能なので、積極的に健康診断はやってもらいたいと思っています。
人間が100歳、動物が20歳まで生きると考えると、だいたい人間の5年間が、動物の1年間に単純計算すればなるので、最低、年に1回、できれば2回、3回と検診を受けていただきたいと思っています。
本当に手遅れになる猫ちゃん、ワンちゃんが多いので、「もうちょっと早く病気が見つけられれば」という想いです。


【Q】検診はどれくらいの費用がかかりますか?

小川:対象によって違いますが、2万円前後で行うことできます。手術するとなると、30万円ぐらいかかってしまうことも多いので、ある程度、小さいときに治療すればお金もそんなにかからず、命を長くすることも可能なので、できるだけ受けてほしいと思っています。

健康診断についての詳細>>

【Q】この病院の良さはどんなところだと思いますか?

小川:獣医師が皆、勉強熱心なことです。「それぞれが興味をもった分野をさらに追求していこう」という獣医師がほとんどなので、例えば、僕ならば腫瘍を専門に学んでいたことや、眼科を専門に学びこちらで働いている先生もいますし、心臓を専門にやっている先生もいます。──そういった意味では、主に大学病院がやっている2次診療施設ではないけれども、1.5次診療のような形で、ホームドクターより一歩進んだ形でやっているという自負はあります。

小川:獣医は、人間の医者と違って、ほとんどがゼネラリストと言うか、何でもやらなくてはいけないんです。人間の医者は、大学を出たら眼科、皮膚科、外科など分かれてゆきますが、僕らは、専門医というものがあまりなくて、皆、全体をみている。その中で、自分の興味を持った分野を増していこうということで、大学に研修医として勉強しに行ったり、普通の動物病院よりは一歩、進んだ形でやってゆきたいと思っています。
もちろん、僕らでも手に負えない子たちがいるので、そういう時は、飼い主様と話し合って、2次診療施設に行ってもらうこともしています。
ただ、自分たちのところでできる病気はカバーしていこうとは思っています。大学病院に行くとなると遠いですし、常に通うことは難しいので、こちらでできることはやっていこうというスタンスです。


【Q】話は変わりますが、小川先生は、ご自身を動物に例えると、どんな動物だと思いますか?

小川:カバみたいな。(笑)


【Q】それはなぜですか?

小川:見た目ですかね? でも、カバは、のんびりしているように見えて、走ったらものすごく早いんです。そう言った意味では、見た目はちょっとのんびりしているかもしれないけど、「やるときはやる!」と。日々研鑽、常に新しい治療法を勉強する努力はしています。先ほど言ったように、獣医は何でもやらなくてはいけないので、勉強する量も多いですし、常に良い治療法や薬が出てきますので、そういったものを飼い主様が連れてきた動物たちに「こういう治療もある」とフィードバックできるよう、常に新しい情報を入れてゆこうと思います。ですので、普通の人よりも勉強していると思います。──そういう意味で、走ったら速いカバということで。(笑)


【Q】最後に、このページを観ている皆さんにメッセージをお願いします。

小川:獣医さん皆、努力していると思うんですが、獣医一人では分からないことがありますし、僕も分からないことがあります。飼っている動物が今、看てもらっている獣医さんで「なかなかよくならない」ということがあれば、一度、この病院に来て下さい。分かることもあるかもしれないですし、先ほども言ったように、努力家の集団なので、常に皆とコミュニケーションを取りながら治療に取り組んでいます。一人で考えても分からないことが多いので、僕も他の獣医に相談することもありますし、僕が受けることもあります。病院全体でこの病気に対して色々と考えていこうとしている、そういうスタンスでやっているので、ぜひ一度診せていただき、力になりたいと思います。


【Q】個人プレーというよりも先生方で連携を取って治療しているのですか?

小川:そうですね、そうしたいです。個人プレーではやはり限界があるので、例えば、目の病気が来たら、目の先生に看てもらったり、心臓が悪い子が来たら心臓を看てもらったり、また逆に腫瘍で分からないことがあれば、僕の所に相談に来たり……。そういった形でかなりコミュニケーションを重視し、獣医の間で相談しながらやっていますので、それがこの病院の強みだと思います。
獣医さん一人の限界があるので、治りが悪い病気があれば、診せていただきたいと思います。
まずはお電話いただければと思います。またエキゾジック、ペレットハムスターを看ている先生もいます。この病院では、全体的に看ることができます。

エキゾチック科についての詳細>>

【Q】最後に今後、この病院をどのような病院にしてゆきたいですか?

小川:なるべく多くの動物を助けてゆきたいと思います。そのために、なるべく新しいことに目を向けながらよりよい治療と、その中で飼い主様の要望を大切にしながら、できる限りのことをしてゆきたいと思います。
1.5次診療とお話しましたが、やはり1.6、1.7……と2次診療に近いレベルまで持ってゆきたいと思います。だからと言って、ホームドクターの使命を忘れずに、ホームドクターとして、飼い主様のペットの近くにいたいと思っています。すごく欲ばりですけど、最終的に一つでも多くの命を助けたいので、他の獣医と協力してやっていこうと思っています。
そして、明るく清潔で元気な病院として、病気の時だけに来る病院ではなく、普段、散歩の途中に寄ってもらって軽く立ち話でもしてもらえるような、飼い主様に近い存在でありたいと思います。
普段の健康管理など、地元でその子に関してはホームドクターが一番知っているというホームドクターの使命を土台に、一つでも上の治療も一緒にやってゆきたいと思います。


スタッフたちと